Discover社の若者は、選挙に行かないせいで4000万円も損してる!? 35歳くらいまでの政治リテラシー講座を読みました。

この本を読み終わって、僕が決意したこと。

そうだ、選挙に行こう。

そして、実際に僕が変わったこと。

  • 千葉県知事選挙、船橋市長選挙に実際に投票しに行った。知識はまだまだだけど気持ちだけは超本気!
  • 周囲の同世代に投票を呼びかけた。

政治に無頓着だった僕がどうしてこうなったのか。

今までの僕はというと。

給与からたくさん引かれる税金が政治に基づいていることは知っている。
我々の世代が年金で損をするであろうことはなんとなくわかる。

でもね・・・・、どうしても自分と政治がつながらない。頭ではわかっているけど、受身でしか捉えられない。

有権者という言葉には非常に違和感があるのです。権利ってなにさ?

演説とかマニフェストなんてどうせ表面的なものでしかない。政治家は本当のことなんてしゃべらないんだ。マスコミは面白おかしく騒ぎ立てるだけで、何一つ本質がわからない。テレビの討論番組では、お互いの揚げ足どりをしているだけにしか見えない。更に最も致命的なことに、僕にはこれらの情報を整理して受け取る知識も教養もない。

いったいこんな状況で僕らにどんな権利があるというのだろう?

そんな僕にとって、この本は自分と政治をつなげる一筋の光となったのです。

最大の気づきは「若者が選挙に行くだけで世の中を変えられる」という事実でした。著者は「鉛筆転がして決めてもいいから」と説きます。そう、選挙に行くだけでも政治は変わるのです。

その論理は次のとおり。

  1. 若者の投票率があがる。
  2. 若者が選挙における一大勢力になる
  3. 政治家が若者を意識した政策を考えるようになる。

この事実から導かれることは、政治における受け側から発信側への自らの変容です。

僕は「選挙に行って正しい候補者を選ぶこと」が唯一の正当な政治行動だと思い込んでいました。でも、それは違いました。選挙に行くだけでも大きな政治行動になるのです。

そんな小さなことだけど、自ら世の中を動かす力を確かに持っているのです。だからこそ「有権者」なのです。「行くだけで」なんて、決して小さい力ではないと思いませんか?

ペイフォワードという映画がありました。人々の善意の連鎖が大きな変化を巻き起こす。「投票に行く」という小さな行動を若者が連鎖させれば日本を動かす一大ムーブメントになるのですよ。みんなムーブメントとか好きでしょ?そんな妄想も抱かせるぐらい、この気づきは自分にとって大きかったのです。

本書では、行動の第一歩として選挙参加のススメに続き、政治を取り巻く4大勢力(有権者、国会議員、特別利益団体、官僚)の根源的な構造と行動原理を教えてくれます。

言ってしまえば「身も蓋もない話」ばかり(政治家が選挙のためにしか行動しないのはそういうもんだ・・とか)なのですが、実は古くからあるちゃんとした政治理論だそうです。これらの理論を今日のニュースにあてはめて考えてみると、その奥にある構造や心理が垣間見えてきます。こうした視点は決してマスコミの口から語られることはないのですが、非常に本質的に思えます。これを続ければ、自分ももう少し政治リテラシーを高められそうな気もします。前述の「政治わからねぇよ」コンプレックスを克服するヒントがたくさん書かれています。

このエントリーを読んで、少しでも興味を持ってくれた方はこの本を読んで、是非とも明日の行動につなげてみてください。

一緒に「投票ムーブメント」起こしましょう!。

このエントリーの理由

このエントリーは、Discover社の『若者は、選挙に行かないせいで4000万円も損してる!? 35歳くらいまでの政治リテラシー講座』の読者モニターとしての感想文です。感想をブログで書いてトラックバックで送ってください、とのこと。さすがはDiscoverさん。選んでいただいてありがとうございました!

お断り

文中、「本を読んで」という記述がいくつか登場しています。
ここに記した行動と思考の変化は、実際には本書のオリジナル題材であるブログMAJIBIJI世代のための政治リテラシー講座を読んで起きたことです。書籍とブログが本質的に同じ内容であることが確認できたため、事実としては「ブログを読んで」起きたことを「本を読んで」に変換しても問題ないと判断し、このように記述しています。書籍の発売日と千葉県知事選の前後関係がかみ合わないのはそのためです。ご了承ください。